ウエストハイランドホワイトテリアの性格や飼いやすさを解説
ウエストハイランドホワイトテリアというかわいい犬について、見た目だけではなく一緒に生活しているからこそわかる性格や特徴、飼い方を詳しくご紹介します。
知名度が低く、【マルチーズ】か【スコティッシュテリア】とよく間違われ、頑固でしつけが難しいと思われがち。
ウエスティという愛称を持つウエストハイランドホワイトテリアは、とっても愛らしくて知れば知るほどウエスティ沼にハマること間違いなし!
ウエストハイランドホワイトテリアとは?
英語表記 | West highland white terrier |
正式名称 | ウエストハイランドホワイトテリア |
原産国 | スコットランド(イギリス) |
愛称 | ホワイトテリア、ウエスティ、ウエスティー、ウェスティ、ウェスティー |
サイズ | 小型犬 |
体長 | 28cm前後 |
体重 | 4~10kg程度 |
わが家では、ウエストハイランドホワイトテリアという白い犬を2代にわたって飼っています。
知っている人の間ではwestieという愛称で親しまれており、日本語読みにするとウエスティ・ウエスティー・ウェスティ・ウェスティーなど呼び方は様々。
元々、圧倒的な猫派で犬は苦手で、飼うまでウエストハイランドホワイトテリアという犬種も知りませんでしたが、ウエスティのかわいさにハマってしまい抜け出せなくなりました。
気づけばウエストハイランドホワイトテリアも2代目。
犬嫌いと公言している人にも「サイズ感が良い」「かわいい」「格好が良い」と褒められるほど、魅力に溢れています。
ウエストハイランドホワイトテリア(ウエスティ)は「テリア」の仲間です。
このウエスティ犬をモチーフにしたスポーツブランドのブラック&ホワイトはご存知かもしれません。
ウエストハイランドホワイトテリアとはどんな犬種?
ウエスティの起源
スコティッシュテリアやケアーンテリアから時々生まれる白色の個体を選別し、ウエストハイランドホワイトテリアに固定したものと言われています。
そうなるとスコティッシュテリアと間違えられるのも仕方ないのか…
とはいえ見た目や特徴は異なります。
ウエスティの特徴
短い手足に短い胴、体高より体長が長いスクエア体型。
頭は大きめで耳はとがっており、目はくりっとしていて、あごは長めで横からだと四角く見える。
まさにイギリスのバッグ・アクセサリーブランドのラドリーのモチーフになっているウエスティの横顔そのもの。
※ラドリーは残念ながら既に日本を撤退してしまいました・・・
以前トリミング時に「ウエスティカット」をお願いしたら、わきからお腹周りの毛がエルビスプレスリーの衣装のように長くされてしまい、大笑いしつつ自分で短く切りましたが、そんな状態だと歩きながら床掃除をする感じになります。
※エルビスプレスリーをご存じない方は「エルビスプレスリー 衣装」で調べてみてくださいw
ウエスティの体型
ウエストハイランドホワイトテリアは小型犬です。
体重を7~10kgと書いてあるサイトがいくつかありましたが、実際にウエスティを飼っている方・獣医さん・ブリーダーさんに確認したところ、4.5~10kgまでのウエスティがいることがわかりました。
骨格や筋肉の付き方によってサイズはマチマチなので体重だけでなく触ったり見た目からも判断する必要があります。
我が家の2代目は6kg前後を維持し、初代のウエスティ(♀)も7kgはいかないようにしていました。
10kg前後だと柴犬くらいですかね。
適正体重や体格を超えて太ると病気にかかりやすくなってしまうので要注意!
市販のエサをあげている場合、袋に記載の給与量をあげても運動量や体質によって太る場合があるので、適正体重を把握することをおすすめします。
※我が家も一度袋に記載の給与量をあげたところ思い切り体重が増えて焦りました
ブリーダーさんから譲っていただく場合、これまでのウエスティ成犬の平均体重を聞いたり、獣医さんに診てもらったりすれば適正体重はわかります。
ウエスティの寿命
ウエスティの寿命は12~14歳といわれており、先代のウエスティも14歳でした。病気しないように気をつけることでもっと長生きできると思います。
知り合いのウエスティは17歳で、糖尿病という難しい病気を抱え脚は弱っていますが元気そうです。
初代ウエスティ犬を育てた際の失敗
初代のウエスティ犬を飼った時は犬を飼うこと自体が初めてでした。
可愛さのあまり果物でも何でも欲しがるものを与えてしまったうえ、賢さと食い意地を甘く見ており、初代ウエスティ犬があちこち登り上から人間の食べ物を引っ張り落として食べるなんて思ってもいませんでした。
犬小屋からカステラが半分食べられた箱が出てきた時はただただ驚愕。
初代ウエスティ犬の病気
犬の糖尿病は人間とは原因が異なりますが、初代ウエスティの最期は糖尿病と腎不全を患って大変な闘病生活を送りました。
あんなに食い意地を張ってヨーグルトが大好きだった先代のウエスティも最期は何も食べられず。
もちろんインスリン注射以外に手を打たなかったわけではありません。
初代ウエスティ犬から教えてもらったことを実践
病気をすべて防ぐのは難しいとしても避けられることは実践するため、2代目ウエスティには人間の食べているものはあげない、犬が届くところに食べ物を置かないを徹底しています。
これは家族全員が意識して守ることがとても大事!
よその人が親切心で犬におやつをくれる場合も、きちんと自分の家の方針をお伝えして該当しないものであれば丁重にお断りしています。
犬に合わないものを食べさせてしまうとアレルギーが出たり下痢したり大変なことに・・・
ウエストハイランドホワイトテリアを5段階評価
かわいさ | ☆☆☆☆☆ |
しつけのしやすさ | ☆☆ |
物覚えの早さ | ☆☆ |
お手入れのしやすさ | ☆☆ |
お散歩のしやすさ | ☆☆ |
足腰の丈夫さ | ☆☆☆☆☆ |
皮膚の強さ | ☆☆ |
痛みへの我慢強さ | ☆☆☆☆☆ |
人への懐きやすさ | ☆☆☆ |
食欲 | ☆☆☆☆☆ |
体力 | ☆☆☆☆☆ |
ウエスティの性格
ウエスティは、きちんと信頼関係が築くことができれば家族に懐きます。
ウエスティは頑固な性格で飼うのは難しいと言われることもありますが、愛情をかけて育てればむしろどこへでもついて回るくらいよく懐き、言うことも聞きます。
うちのウエスティはビビりで見知らぬ人や犬を警戒し、大きな物音にイチイチ驚きます。(くしゃみにさえ)
反面、好奇心旺盛で近くにあるものはなんでもニオイを嗅いだり食べようとしたり。
ウエスティは負けん気が強く、明らかに相手の方が体格が大きくても売られたケンカを買おうとしたり、意にそぐわないことは抵抗します。
頑固な部分ではお散歩で自分の行きたい方向を譲らなかったり、お気に入りのぬいぐるみは離さなかったり。
そんなウエスティですが、甘えん坊なところもあり置いて行かれるとキュンキュン鳴いて寂しがったり、外出から帰って再会するとすごく喜んでくれたりするかわいいところがとても魅力的です。
ウエストハイランドホワイトテリアの飼い方
しつけに関して
ウエスティの頑固さも伴ってなのか物覚えがよくないのか、結構ウエスティのしつけは難しい部分もあり、手こずったので根気よく向き合うことが大切です。
実践したしつけに関しては別のウエスティブログでも書いているので、ご参考まで。
ビビりな性格改善
ウエスティは環境に慣らすと少しずつビビりが改善ができます。
大きな音のする車通りの多い場所も散歩のルートに入れたり、他の犬に挨拶しに行ったりするのが◎
わが家のウエスティ例で言うと、ガードレール下の音が反響する場所を最初は怖がって岩のように動かなくなる現象を発動していましたが、徐々になれました。慣らし方としては、ここは楽しい場所だよ!と教えてあげました。
一緒に走ったり、自力で歩いてガード下を通れた暁にはご褒美におやつをあげたりと犬が良いことがある場所♫と思えることをしてあげるだけでOKです。
ウエスティのお手入れに関して
ウエスティは遺伝的に皮膚が弱いので、エサやシャンプーなどにも気を使う必要があります。
わが家では、オリジン 6 フィッシュをあげていましたが、最近楽天で買えなくなってしまったので、メディコート アレルゲンカット 魚&お米 1歳からに変えました。
毎日のお散歩後のお手入れのシャンプーもウエスティの肌に優しいものを使い、洗った後はタオルとドライヤーでよく乾かしています。
↓以下のウエスティブログもぜひ♪
肌が荒れてるときは、マラセブでケアしています。舐め癖もあるので、舐めないようによく観察をし舐めることから気をそらせるようにしています。
舐め癖防止にエリカラも使いましたが、それだけでは根本解決にならないようなので、根気強く【舐めたらダメ】!を教えてあげるようにしましょう!
現在は、これまで悩んでいた皮膚炎がすっかりよくなりました。
ウエスティの運動の頻度・量に関して
ウエスティは体力がめちゃくちゃあるので、お散歩は1日2回合計1時間は行った方がよいと思います🐾
わが家のウエスティは小さいころからあまり寝ないではしゃいでいるタイプで、お散歩デビューした生後3か月の時にウエスティも自分の足で2時間連続で歩いても全然疲れていないようでした。
疲れないと寝ないということもありますが、ウエスティ自体が活発な犬なので動かないとストレスが溜まってしまうという問題もあります。
そのため夏でも1日3回合計1時間半以上はお散歩し、室内でも引っ張りっこで遊ぶなどしています。
天候が悪くてお散歩に行かれないときは家の中を歩かせたり、室内で遊んであげましょう♪
ウエスティに芸を教える
ウエスティはお利口さんにしつけるのも大変といわれている中、芸を身に着けることなんてできるのか?と思う人もいるかもしれません。
しかし、覚えが早い遅いは別として芸を覚えることができます!
以下の記事に紹介している以外にもジャンプ・バーン・進化形のお手もできるようになりました!
ジャンプ
バーン🔫
進化形のお手
飼い主側が教えなくてもウエストハイランドホワイトテリア自ら工夫して色々やるので今後もできることが増えてくると思います♬
日々進化するウエスティです♡
ウエストハイランドホワイトテリアがかかりやすい病気
皮膚炎
前述の通りウエストハイランドホワイトテリアは肌が弱く、アトピー性皮膚炎・アレルギー性皮膚炎・脂漏性皮膚炎・表皮形成異常にかかりやすい犬種です。
わが家のウエストハイランドホワイトテリアも耳や指にマラセチアが増殖してしまい、病院で処方された薬を使った治療だけでなく、ウエスティの足を洗うシャワーヘッドをリファのファインバブルsに変えたり、マラセブを定期的に使ったりすることでかなり改善されました。
確かSNSでもこのリファのファインバブルsでウエスティの皮膚炎が治まったと言っていた人がいたので効果はあるようです。
もちろん、このリファのファインバブルsというシャワーヘッドは人間に使うものを犬にも使ってOKというもので、個人的にはリファのファインバブルsを使うと髪を洗うときに泡立ちが良くなったように思います。
その他の病気
中年齢以上のウエストハイランドホワイトテリアでは、ヘルニアや白内障・心臓疾患にかかりやすくなります。
先代のウエスティも白内障で目が見えにくくなってしまい、しょっちゅう目薬をさしていました。
ウエスティ限定でかかりやすい病気ではないですが、初代ウエスティは11歳を超えてから糖尿病にもかかるなど複数の病気に悩まされました。
ウエストハイランドホワイトテリアの最大の魅力
ウエストハイランドホワイトテリアの魅力は、なんといってもかわいさです。
ウエストハイランドホワイトテリアは好奇心旺盛で元気なのでいつまでも子犬のような愛らしさがあります。
ウエスティと信頼関係を築けると甘えん坊を発揮してくるので、外出から帰宅すると激しくしっぽをふって喜んでくれるのも嬉しいポイントです。
散歩中も人目をはばからず途中でハグしてイチャイチャ。
ウエスティは飼うのが難しいと言われることもありますが、信頼関係が築けていない・愛情が伝わっていないからだと思います。
ウエスティ的に「これは譲れん!」「これは嫌だ!」という意思表示はしっかりしますが、ダメなことはダメときちんとしつけつつ愛情を注げば、ウエスティもきちんと理解して愛情を返してくれます。
実際にかわいくてたまらないので毎日かわいいを連呼し、ウエスティも懐いてどこでもついてきます。
朝苦手な私が早起きできるようになったのは、ウエスティのかわいさの賜物です。
ほかにもかわいいウエスティビデオをコチラにたくさん載せているのでぜひご覧ください🎥
まとめ
ウエストハイランドホワイトテリア(ウエスティ)は皮膚が弱く頑固な性格であったり、覚えが早くはなくしつけが難しい部分もあるかもしれませんが、とにかくかわいい!
ウエスティを理解して、しつけをしっかりして愛情をたっぷり注げばかわいいウエスティに癒されながら楽しいウエスティライフを送ることができます。
少しでもウエスティを知って、興味を持っていただけたら嬉しいです。