高齢猫にオススメのウエットフード
高齢猫のえさの食いつきが悪くなった時に便利なのが、ウエットフード。
特に高齢猫はひそかに夏バテしたり気圧の変化で体調を崩したりすることがあるので、そんなときでも食べやすいのであると便利です。
猫が若い時はチュールなどのおやつも我が家ではあげていませんでした。
味をしめると他のエサを食べなくなると聞いていたからです。
ところがこの夏、とうとうウエットフードに手を出すことになりました。
わが家の猫にウエットフードをあげるようになった経緯
わが家の猫は野良上がりで気が強く、人の膝の上には決して乗ってこないのに、寂しくなると「構え~‼」と鳴きまくります。
高齢で、数年前から腎盂腎炎という腎臓の病気を患っています。
魚が好きでツナ缶のパッカーンという音と共にどこからともなく飛んでくるタイプ。
つい昨年まではヒルズの腎臓ケアのツナ味のエサをあげていました。
お腹がすくと「ごは~ん!ごは~ん!」と騒ぎ、エサ入れにスプーンでエサを入れている最中に食い気味で食べるのが常でした。
ところが年末にエサを食べる量が極端に減りました。
体調が悪いのかと焦って病院に連れて行くと、「猫は気まぐれ且つグルメなのでたまには味を変えると良いかも」と言われました。
そこで、ヒルズの腎臓ケアのチキン味に変えてみたところ驚くほど食いつきました。
少々の体調不良や血尿もあり、肝臓の調子は良くありませんでした。
それがエサを変えただけでこの反応は驚きでした。
しばらくはヒルズの腎臓ケアのチキン味をあげていたのですが、梅雨時期頃からまた食いつきが悪くなりました。
寝ている猫の近くまでデリバリーしてエサと水を近くに置くと、むくっと起き上がって食べるということが多くなりました。
運動不足も良くないと思いながらもエサを食べなくなってしまうよりはマシかと思っていました。
しかし、これまた食べる量が減少して便秘になりました。
便秘に関しては、別で↓詳しく書いていますのでよろしければこちらもご参照くださいませ。
そんな経緯で、消化促進用のドライフードとウエットフードをあげてみることになりました。
ウエットフードの選び方
猫の年齢と持病に合わせたもの、そして飼っている猫ちゃんの好みの味のウエットフードを選びます。
商品の表にわかりやすく何歳からと記載があるので該当するものを選びます。
持病のケアに該当する項目は表に大きく書いてある場合と、裏にひっそり書いてある場合があります。
該当する年齢・好みの味の商品を見つけたら裏の記載を確認しましょう!
わが家の場合は腎臓ケア対応なのか、血尿も気になるので下部尿路ケアなのかを確認しています。
※食いつきの良さを高めればドライフードもちゃんと食べる猫ちゃんであれば、年齢と好みの味だけ気にすればよいのかもしれません。
また、レトルトパウチをいくつか用意するのが◎です。
必ずしも食いつきが良いとは限らないのと、猫はグルメなので1つの味に飽きやすいためです。
ウエットフードは、人間からしても結構ニオイがきついのでずっと同じものでは飽きが来やすいように思います。
ウエットフードのあげ方
わが家では、3種類のエサをまぜてあげています。
前述のように腎盂腎炎という腎臓病を患っているため、腎臓ケア・便秘予防・食いつきを良くする、という3つの目的があります。
また、柔らかいものばがりあげると噛む力が弱まるとも言われるので噛んで食べるドライフードは入れておきたいところ。
味が濃いので水も一緒に取れるように近くに用意しておいた方が良いです。
飽きないように複数のレトルトパウチを順番にあげるのが◎です。
ウエットフードは小さなレトルトパウチに入っているものが多く(缶入りもあります)、おおよそ2~3日であげ終える必要があります。
注意点としては、ウエットフードは出しっぱなしにしないこと。
当然、乾燥してしまいます。
そのため猫が食べそうなタイミングで食べそうな分だけあげるのが良いと思います。
わが家ではエサ用に2つお皿を用意しています。
1つにはドライフード(腎臓ケア+消化器サポート)のみ、もう1つにはドライフード+ウエットフードを入れてあげるようにしました。
ちなみに、我が家の猫はレトルトパウチをもって行くとニオイで反応することもあれば無視することもあります。
ただ、放っておくと勝手にドライフードのみ入っているお皿からドライフードをむしゃむしゃ食べていることもあります。
わが家の猫のオススメ
ツナが好きかと思えばチキン味を好んだりとなかなかきまぐれな猫ですが、やっぱり魚の方が好きらしいです。
色々なレトルトパウチをあげてみたところ、食いつきが良かったのは魚の味のもので、ウエットフードと言ってもゼリー状のものでした。
ドライフードと混ぜられるので便利ですが、液体を舐めるだけの時もあります。
ブランドに関しても、カルカン・ヒルズなど様々あげてみましたが、現在お気に召しているのはこの2つです。
食いつきが良い時の猫の食べている様子はこちらです↓
ここはベッドの上です。
もはやベッドから落ちそうな端ギリギリでも構わず食べ続けるほどの食いつきようでした。
失敗例としては、先日ウエットフードを多めにあげた際に、猫が勢いよく食べ過ぎてキャパオーバーになり吐いてしまったことがりました。
そこからは少量ずつあげるようにしました。
猫の好き嫌いや体調にもよると思うので様子を見ながらウエットフードをうまく活用すると良いですね。