猫アレルギーの症状の治療方法
猫好きなのに猫アレルギーってつらいですよね。
私も猫が大好きなのにかなり肌が弱く、猫アレルギーなのか顔を近づけたり撫でたりするとくしゃみ鼻水が止まらなくなったり、首回りがかゆくなったりしていました。
意識して対策したわけではなく、猫と一緒に住み続けたところ猫アレルギー症状が治まったので『慣れ』も解決策の一つのようです。
よく調べてみると、意図せず行っていたことが予防や改善に役立っていたので猫アレルギーについての基礎知識から克服方法までをまとめてみました。
※喘息を持っている方や過度の猫アレルギーの方は専門医と相談することをおすすめします。
猫アレルギーとは
猫アレルギーとはどのような原因でどのような症状のものかご説明します。
猫アレルギーは家で猫を飼っている場合だけでなく、猫を飼っている知り合いがいたり、近所に猫がいたりするだけでも生じる場合もあるものです。
猫アレルギーは遺伝性のものではなく、猫アレルギーだと思っていたものの検査をしたら別のアレルギーと判明することもあります。
東京都の調査によると、アレルギーを発症させる原因の上位は花粉(71.9%)・ハウスダスト(37.9%)・ダニ(15.2%)で、猫や犬などのペットは10.4%です。
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/allergy/pdf/indoor06.pdf
出典:東京都福祉保健局「健康・快適居住環境の指針」
猫アレルギーの症状
猫アレルギーの症状は、以下のようなものがあります。
- 目のかゆみや充血
- 鼻水・くしゃみ・鼻づまり
- 喉の炎症やせき(重度の場合は喘息も)
- 顔や下のむくみ(血管浮腫)
- アトピー性皮膚炎からの顔・腕・脚など全身にいたる赤みやかゆみ
猫が近くにいるだけでこのような症状が出る場合には、早めにアレルギー科のクリニックでアレルギー検査をしたり相談したりすることが大切です。
猫アレルギーの原因
猫アレルギーの原因は、品種・年齢・被毛の長さなどに寒けなく全ての猫の唾液中で自然に作り出されるタンパク質のFel d 1(フェル ディー ワン)という物質です。
猫が毛づくろいをするとそのFel d 1が唾液から被毛やフケに付き、大気中に出ていきます。
猫アレルゲンはとても小さな粒子であり、空気中に長く浮遊している吸い込んでしまうのです。
家の中では天井・壁・床からカーテンなどにまで付着しやすく、そこで生活しているだけで猫アレルゲンに触れ続けることになります。
猫アレルギーの治療法
医療機関で血液検査を受け、猫アレルギーであるか、アレルギーのレベルを確認しましょう。
猫アレルギーの対応方法はできる限り猫から離れることが一般的ですが、すでに飼っていて発症した場合にはアレルギー症状を抑えるための治療が必要です。
私の場合は一緒に生活しているうちに慣れてきたということもありますが、猫カフェなどではたまにかゆく感じることもあるので、飼育環境や猫の清潔状態にもよると思います。
知人で、洗ったことのない猫を飼っている実家に帰るとかゆみが出てしまうので接触できないものの、我が家の猫は大丈夫だったと言われたことがあります。
猫アレルギーを予防する方法
「猫アレルギーを克服した」という方の情報によるとクリアすべき条件は以下です。
- 絨毯・カーペットではなくフローリングにする(可能であれば)
- こまめに床の掃除
- 猫を定期的にお風呂に入れたりブラッシングして清潔に保つ
- 長毛ではない猫を選ぶ
保護猫ちゃんであれば、トライアルで猫を飼ってみて実際に飼えそうであれば正式に家に迎えるということもできる場合もあるので、保護猫の管理しているところにご確認してみましょう。
猫はよく毛が抜けるのでこまめな掃除は特に重要です。
自分で毛を舐めてお手入れし、その吸い込み過ぎた毛玉を吐き出すために嘔吐をするくらいです。
ふわっと綿毛のような毛玉が飛んできたり、部屋の隅にたまってしまったりします。
ネコの毛はフローリングでもモップでは取り切れなかったり、ネコのベッドの布にくっつくというか、もはや繊維に刺さっていたりるのでコロコロでとるのもおすすめです!
猫アレルギー予防に役立つお掃除アイテム
猫アレルギーを予防するための掃除や猫のお手入れに便利なアイテムをご紹介します。
コロコロ
絨毯やフローリングについた細かな毛をささっと掃除したい場合にはコロコロが便利です。
ただし、フローリングに強力粘着のコロコロすると、シートが一気に床に貼り付いて大変なことになり、逆に布に床用のフローリング用のコロコロを使っても大して毛がとれません。掃除場所に合わせたコロコロを使いましょう。
吸引力に優れた掃除機
コロコロしづらい部屋の隅っこにたまる毛を一気に吸い込んでくれるので便利です。
充電時間のわりに使用可能時間が短いという少々の不満はありつつ、軽いかつ吸引力抜群で便利なダイソンの掃除機をセールで安く手に入れました。
ダイソンに出会うまで、掃除機は重くて小回りきかずイライラするので使うのが面倒で嫌だったのですが、今は掃除機をかけるのが苦でなく、むしろウキウキします。ごみを捨てるのも蓋をパカっとあけて落とす楽チンさ。
旧モデルでも性能は抜群なので、すごいこだわりがあるわけでなければ数年前のモデルでも十分です。
シャンプータオル
通常、猫は自分でグルーミングをしているのであまりシャンプー必要ないと言われますが、舌が届かないところに汚れが残ったり、室内飼いでもノミやダニがついてしまったりすることがあります。
犬ほど頻繁ではなくても定期的にシャンプーはしてあげましょう。(短毛なら年1~2回,長毛なら月1回)
激しく嫌がる子にはシャンプータオルがおすすめです。
※手頃な商品より送料が上回るこの手の商品は、まとめ買いや他の商品との同時購入が便利。
まとめ
家で猫を飼う場合、衛生環境の整備と慣れで猫アレルギー症状が収まることは大いに期待できます。
しかし、残念ながら外の猫(野良ちゃんやよそのおうちの猫ちゃん、ネコカフェの猫ちゃん)には完全に対応できるとは言えません。
理由としては、清潔感や環境がきちんと整っているとは限らないからです。
猫アレルギーを克服して猫を触りたい場合は、きちんと衛生環境を整えて猫を飼うのが良いかもしれません。
そもそも猫はきれい好きなので、きれいなおうちに迎えてあげましょう。