子犬の食ふん(うんちを食べる)理由は?やめさせる方法はこれ
特に子犬が多いですが、犬が自分でしたうんちを食べる(食ふん)原因・対策をわが家の愛犬の実体験を基にお話しします。
初代のウエスティ犬はうんちを食べなかったので、食ふんという言葉さえ知りませんでした。
恥ずかしくてなかなかほかの飼い主さんに相談しにくい悩みですが、食ふんで困っている方は意外といるようです。
「食ふんの形跡を見ると気が狂いそうになる」という投稿もネット上で発見し、とても共感しました。
犬の食ふんの事実を知った経緯
最初は子犬がうんちを食べている現場を目撃したわけではなく、なぜか犬のトイレトレーの周り汚れてるけどうんちがないな…と思っていました。
食ふんの事実を初めて目の当たりにしたのは見守り(監視)カメラを設置してからです。
そのカメラは外出先からでも話しかけられるうえ、録画機能で過去に遡って動画を確認できる優れもの。夜の自分が寝ている間や見ていないときの犬の映像も録画できるので後から確認できるのです。
これは、実際に撮影した映像ですが、画質にさほど問題もなく中の様子が良く見えます。
外出中に見守りカメラから様子を確認した時、まさに子犬がうんちを食べる現場を目撃・・・
外からやめるように叫んだものの子犬はガン無視。
じゃあ、その監視カメラ意味ないじゃん…と思われるかもしれませんが、実はそうでもありません。外からでは無理ですが、家の別の部屋にいるときはその映像を見て即座に駆け付けられます。
犬の食ふんの原因
この【食ふん】行動はいくつかの原因があります。
親犬が子犬のうんちを食べるのは自然な行動とインプットがされていて、自分の以外にも猫などほかの動物のを食べる子もいるようです。
うんちを食べないようにするにはその行動の原因を知って対策を講じる必要があります。
お腹が空いている
犬にとってごはんの量が足りているか、フードをあげるタイミングはどうか、を身体に触れることも含めて観察することが大切です。
食欲旺盛な子犬はフードが足りていないと不足した栄養を補うためにうんちを食べることがあります。
子犬の胸の横を触ったときに、皮膚の上から簡単に肋骨が触れてしまう場合は、皮膚と肋骨の間の脂肪量が少なくごはんが足りていないということです。
子犬は必要な給餌量を適切に吸収できないこともあるため、適正な量を1日3~4回に分けて与え、成犬になってから回数を減らす方法もあります。
うんちをおいしいと思っている
子犬は消化機能が未熟なため、うんちの中に消化されていないフードが混じっていることがあります。
食欲旺盛な子犬からすると、うんちはとても美味しそうに見え、結果的にうんちを美味しいものだと思って食べてしまうわけです。
おなかに寄生虫がいる
子犬はおなかに寄生虫がいることも多く、寄生虫による消化機能のダメージにより吸収が落ち、子犬にとって必要な栄養を寄生虫にとられた場合に栄養が不足して、食ふんをすることがあります。
いろいろと対策を行っても治らない場合にはかかりつけの動物病院で検便することをおすすめします。
暇(運動不足)
子犬はワクチンを打つまで外にお散歩に出られないため、運動不足やストレスを感じ、それが食ふんにつながることがあります。
きれい好きなので早いところ片付けてしまいたい
犬は本来きれい好きなため、うんちがそのまま置いてあることが気に入らないという場合があります。
犬の食ふんをやめさせる対策
食事の量を見直す
フードの量が足りていないとお腹がすいてうんちを食べてしまうことがあるので、体重に合わせて食事の量が適切かを確認しましょう。
うんちの硬さも目安になります。
うんちが硬いようであればもう少し量を増やしても良いかと思います。
うんちはまずいものだと教える
犬が舐めても害のない苦いスプレーなどをうんちにかける。
よく聞くのはビターアップルですが、私が購入しようとしたタイミングで品切れだったのでわが家ではビターレモンピールを使いました。
道に落ちているものを食べようとしたり、なめ回してしまいがちですが、このビターレモンピールは嫌なようで、これをふりかけると噛んだりなめたりがピタッと止みます。
ヨーグルトを与える
吸収が悪いために食ふんしている場合には、消化促進を図るのも有効です。ヨーグルトをごはんに混ぜてあげることで整腸作用が期待できます。
ストレスを発散させてあげる
犬に適度な運動をさせてあげましょう。
運動不足だとストレスがたまり、うんちを転がして遊びながら食べてしまうこともあります。
適度に散歩に連れて行ってあげたり、遊べるおもちゃを与えてあげましょう。
特に、噛むと音の出るぬいぐるみやおもちゃ、噛みごたえのあるおもちゃがおすすめです♪
うんちを犬から離してすぐ片付ける
犬がうんちをしたら、犬をほめながらうんちから遠ざけてすぐさま回収しましょう。
犬がうんちから気が逸れるようにすることがポイントです!
犬がうんちを気にしている状態で回収するとおもちゃを取られたと思ってしまい、次回は取られる前に食べてしまおう!と思ってしまうことがあります…
病院で検査してもらう
お腹に寄生虫がいて栄養が吸収できておらず、栄養を補うために本能的に食ふんしていることが疑われる場合は病院に相談してみることをおすすめします。
大人になるにつれ治っていくとも言われていますが、食ふんをすると口臭も悪くなりますし早く治してしまいたいですよね。
わが家の愛犬の食ふん問題
うちのウエスティ犬は子犬時代、朝から晩までしょっちゅうおしっこ・うんちをしていたので、飼い主の起きている昼間の食ふん対策と、寝ている夜間の食ふん対策の2つが必要でした。
昼間の食ふんをやめさせる方法
カレンダーで犬のうんちとおしっこの時間を記録
子犬が大体何時頃にうんち・おしっこをするのか把握するためそれぞれの時間をカレンダーに記録。
1時間おきくらいの高頻度で驚きました。
犬がうんちをするだろうタイミングに対応できるよう準備
犬がうんちする時間に近くにいるか、監視カメラをチェックしてうんちをしたタイミングでトイレに駆けつけました。
犬をほめながらトイレから犬を離し自分の方に引き寄せてから犬を違う場所に移動。
犬が見ていないすきにうんちを回収
犬を別の場所に移動した後に犬が見ていないところでうんちを回収。
このステップを何度か繰り返して物理的に犬とうんちと接触する時間を減らしました。
ゲージを置く場所の関係でゲージをトイレ・寝床が両方部屋の入口に面しているようには置けず、どちらかを手前、どちらかが奥になるという配置になってしまいます。
そこで、犬をトイレから即座に引き離せるように手前を寝床にしました。
この方法で日中の食ふんは防げました。
しかし、問題は夜中です。
夜中の食ふんに関して発生した問題
子犬の夜鳴き
夜中にうんち・おしっこをすると犬が鳴くのでうんちを回収すると、そのあと犬が興奮してしまうのかしばらく寝てくれないという問題が起こりました。
その場を去って放っておくと子犬の夜鳴きが1時間以上続く。
犬の夜鳴きをやめさせた方法は以下の記事に書きました。
うんち回収が遅れるとゲージ内が大惨事
犬がうんち・おしっこをして鳴いたことに気づかずに放っておくと…うんちを食べてしまうだけでなくゲージ内が汚れて大変なことになります。
おしっこ→うんちの順番でトイレでうまくできればゲージ内の汚れはさほどでもないものの、うんち→おしっこの順番だと必ずおしっこはトイレではなく寝床にしてしまうのです。
トイレにうんちが先にあると、もうトイレは満杯でおしっこは別のところでしないといけないと思うようで、大惨事です。
夜中の犬の食ふん対策
夜間用の食ふん防止方法で効果があったのは、夜のお散歩。
成犬になるにつれてトイレの回数も減り、基本は散歩でしかうんちをしなくなり、長時間の留守番でうんちをしても食べることなく、ゲージ内を汚すこともなりました。
長時間の留守番でうんちをしても食ふんはせずゲージ内を汚すこともなりました。
お散歩に行った時も犬はうんちをしたあとはそそくさと先を急ぎ、うんちをちらりとも見ずに行こうとするのでうんちに関心もなくなったようです。
まとめ
犬の食ふん対策は原因を考えて、それに適した方法を取ることが大切です。
成犬になれば消化機能も高まり、おなかにうんちやおしっこを貯めて置けるようになるためにトイレの回数も減るため放っておいても大丈夫、と考える方もいるかもしれません。
しかし、身体に良いものでもなければ衛生的でもなく、原因によっては放っておくと他にも悪影響が起こりえるので、食ふんの理由を考えて対策してあげましょう。
ヨーグルトで消化促進、うんちを即座に回収、夜のお散歩など。
初めは驚きとショックで固まっていましたが、おかげさまで様々試して食ふんを改善できました。
食ふんでお困りの方の参考になると嬉しいです。