キジトラ白・サバトラ白猫の種類の違い・見分け方
キジトラ白とサバトラ白の猫の違いは毛の色だけでなく性格にも及びます。簡単に見分ける方法や種類によって異なる性格をご紹介します。
キジトラとサバトラの見分け方
キジトラ・サバトラの違いはまず毛色。キジトラは茶色に黒い縞、サバトラは銀やグレーに黒い縞。
簡単に見分けられそうですが、茶色でも黒に近いようなこげ茶だと、グレーにも見えるためよく見ないと区別がつきにくいこともあります。
猫の種類に詳しくなかったので、不在時に預けた方にサバトラと言われて固く信じていたのですが、後からキジトラ白であることが判明。お腹は白いし、顔周りを見ると確かにグレーではなく茶色。
猫の毛柄の決まり方
猫がどんな毛色や柄になるかは、「遺伝子座」という染色体の一部が関与します。
猫の遺伝子座
以下のように9種類存在ます。
- W(ホワイト、白)
- O(オレンジ、茶)
- A(アグーチ、1本の毛に縞が入る)
- B(ブラック、黒)
- C(カラーポイント、顔や体の先の方に色が出る)
- T(タビ―、縞)
- I(インヒビター、シルバーが出る)
- D(ダイリュート、色を薄くする)
- S(スポッティング、体の一部を白くする)
これに優性、劣性の遺伝子が組み合わり、強く出る遺伝子で猫の毛柄が決まります。
茶トラ、キジトラ、黒、白、黒白、サビ、三毛、茶トラ白など、計16通り。
キジトラ白を英語では
「brown tabby and white cat (ブラウンタビーアンドホワイトキャット)」
「brown and white tabby cat (ブラウンアンドホワイトタビーキャット)」
というんだとか。
一見黒っぽく見えるものの顔のあたりはグレーではなく茶色。
お腹は白いからキジトラ白なのか・・・
なにしろ、もらったり買ったりではなく神社から私たちについてきた猫。生年月日もわからなければ、種類もわかっていなかったわけです。
日本では混血猫が最も人気です。しかし、以前シンガポールでもわが家の猫と同じようなキジトラ白猫に出会ったことあります。
↑わが家の猫に似てませんか?
キジトラ・サバトラの性格の違い
柄によって性格も異なります。
サバトラの性格
サバトラの猫には2種類の性格のタイプがいます。
- 警戒心が強く神経質で臆病タイプ
- 人懐っこくてフレンドリータイプ
警戒心が強いサバトラ猫は飼い主には忠実ですが他人には人見知り。
人懐っこいサバトラ猫は飼い主によく甘え、他人でも自分から近づいていくほどの子もいます。
キジトラの性格
キジトラの猫にも2種類の性格のタイプがいます。
- 野性味あふれるやんちゃタイプ
- まるで人たらしな甘えん坊タイプ
キジトラ猫は性格的に飼いやすく遺伝子変異の影響を受けない純血タイプ。
そのためキジトラ猫はペットに適していると言われています。
また、キジトラ猫は日本国内に生息する猫の中で唯一「新種の遺伝子」の影響を受けていません。
それにより固体を強くし病気をしにくい丈夫な体を持っていると言えます。
我が家のキジトラ白猫
うちの猫は野良上がりということもあり、完全に野性味あふれて暴れまわっているタイプです。
高齢になるまでは元気で病気一つしていませんでした。
腎盂炎(腎臓病の一種)を患いましたが、光線療法を毎日続け薬を飲まなくても元気に過ごしていました。
やんちゃとは別ですが、水を反対から飲んでみたり…
↓本来こんな猫型の入れ物なんです
↓水飲みの猫耳が刺さってませんか?
ブラッシングや爪切りは激しく嫌がるので、こちらの手は傷だらけです。
寝っ転がっている猫にブラッシングすると案外ゴロゴロいって嫌がっている風でもなく大人しくブラッシングされていました♪
詳しい爪切りの方法は以下に書いたので、こちらもぜひご覧くださいませ。
まとめ
キジトラとサバトラ猫の見分け方は毛色がグレーか茶色系かで見分けます。身体よりも顔周りを見たり、抜けた毛を明るいところで見たりすると、見分けがつきやすいかもしれません。
性格にも違いがあるのでぜひ観察してみてください。