犬にとうもろこしを与えても大丈夫?安全性と注意点を徹底解説
普段人間の食べているものを欲しがらずに我慢するわが家のウエスティ犬が、とうもろこしを食べていると必死にアピールしてきます。
わたしはとうもろこしが大好きなので、見る目あるなぁと感心していますが、あまりに欲しがるので、犬もとうもろこしを食べれるのか、食べていい量はどのくらいか?などを調べてみました。
犬がとうもろこしを食べても大丈夫?
一般的には、犬にとって、とうもろこしは安全な食品です。
ただし、とうもろこしの芯は硬く、犬が丸のみすると、のどや腸に詰まる可能性があるため、与えないようにしましょう。
とうもろこしの栄養価と犬の健康への影響
とうもろこしは栄養価が高く、ビタミンやミネラル、食物繊維などがたくさん含まれています。ビタミンCや葉酸、ビタミンE、ビタミンB群などの多くのビタミン類が含まれており、これらは免疫機能や皮膚の健康をサポートします。また、カルシウムや鉄、マグネシウムなどの重要なミネラルも含まれています。食物繊維は犬の腸内環境を改善し、便秘の予防に役立ちます。さらに、とうもろこしには抗酸化物質も含まれており、老化や病気の予防にも効果が期待できます。
ただし、栄養バランスを保つためには、他の食材との組み合わせやバラエティを考慮する必要があります。
とうもろこしに含まれる栄養素
- 炭水化物(糖質):エネルギー源として重要
- ビタミンB1:エネルギー代謝を助ける
- ビタミンB2:細胞の成長と再生を助ける
- ビタミンE:抗酸化作用があり、細胞の保護に役立つ
- ビタミンC:免疫機能を強化し、抗酸化作用がある
- 葉酸:細胞の成長と再生を助け、免疫機能の維持に重要
- リノール酸:必須脂肪酸の一つで、細胞の健康を維持する
- 食物繊維:腸内環境を改善し、便通を促進する
- カルシウム:骨の健康を維持する
- マグネシウム:骨と筋肉の健康をサポートする
- カリウム:体液バランスを保ち、心臓の健康をサポートする
- 鉄分:血液中の酸素運搬を助ける
- ルテインとゼアキサンチン:目の健康を保護し、抗酸化作用を持つ
期待できる効果・効能
- エネルギー補給:身体と脳を動かすエネルギーになる
- 消化のサポート:腸内環境を改善し、便通を促進
- 免疫機能の向上:ビタミンCや葉酸が免疫機能を強化
- 皮膚と被毛の健康:ビタミンEとビタミンB群が皮膚や被毛の健康を維持
- 骨と筋肉の健康:カルシウムとマグネシウムが骨と筋肉をサポート
- 心臓の健康:カリウムが心臓の正常な機能をサポート
- 抗酸化作用:抗酸化物質が細胞を保護し、老化や病気の予防に寄与
犬にとうもろこしを与える際の注意点
犬にとうもろこしをあげる際には、いくつかの注意点があります。
- 塩やバター、調味料などが追加されていないこと:
- 過熱して柔らかくしてから与える:生では消化できない
- 少量ずつ与えてアレルギーが起きないか観察:体内の免疫機能がタンパク質に対して反応することがある
- 適量を守る:過剰摂取は消化器系の問題につながりかねない
適量目安:
超小型犬(体重4kg未満) | 30g(1/8本) |
小型犬(体重10kg以下) | 60g(1/4本) |
中型犬(体重25kg未満) | 120g(1/2本) |
大型犬(体重25kg以上) | 240g(1本) |
犬はとうもろこしを消化できない?
うんちでとうもろこしの粒がそのまま出てきたので、「犬はとうもろこしを消化できないのか?」と思いましたが、実はそうではありません。完全には消化できなくても、出てきているのは一部なので問題ありません。
犬がとうもろこしにアレルギー反応を起こした場合の対処法
犬がとうもろこしにアレルギー反応を起こした場合は、速やかに動物病院で獣医師に相談しましょう。獣医師は適切な診断を行い、適切な治療方法を提案してくれます。また、アレルギー反応が軽度であれば、とうもろこしを与えないようにすることでも症状を軽減できます。しかし、アレルギー反応が重度である場合には、フードからとうもろこしを完全に排除する必要があります。
まとめ
犬にとうもろこしを与えることは通常は安全ですが、注意点もあります。茹でてから、しっかりと噛めるように一粒ずつ与えたり、味付けがされていないものを選ぶことが重要です。必ずあげないといけないものでもないので、適切な量と頻度を守り、バランスの取れた食事を心掛けましょう。また、万一愛犬がとうもろこしにアレルギー反応を起こした場合には、獣医師の指示に従い適切な対処を行ってください。犬の健康を考えながら、適度にとうもろこしを与えることが大切です。