呼んだら必ず愛犬をやって来させる方法
犬が「おいで」と言っても来なくてお困りの方。
大事なのはなぜ犬が「おいで」でこないのか理由を考えて解決策を考えることです。
犬が「おいで」で来ない理由
「おいで」の意味がわかっていない
「おいで」と言ったところで、おいでが何をすべき合図なのかわかっていない場合です。
「おいで」と言われたら、呼んだ人のところへ来ることだと教えてあげましょう。
「おいで」は犬が嫌なことをされる合図だと思っている
「おいで」と愛犬を呼んだあとに、犬が嫌な行為が待っていることはないですか?
例えば、お風呂が嫌いな犬の場合に「おいで」と呼ばれたあとにお風呂に入れられる。
歯磨きが嫌いな犬の場合、「おいで」と言われたあとに歯磨きされる。
そのような場合、犬は「おいで」のあとには自分の嫌なことが待っていると認識してしまいます。
「おいで」で来たら褒めてあげたり、おやつをあげたり、愛犬が「おいで」に良い印象を持つように変えていきましょう。
「おいで」は犬が叱られる合図だと思っている
嫌なことをされる合図と似ていますが、「おいで」とよんだあとに叱るという行為がセットになっていませんか。
そうなると犬としては、「おいで」と言われたらそのあとに叱られると思うので呼んだ人の方によって行きません。
「おいで」で来たら褒めたり、おやつをあげたり、愛犬が「おいで」をポジティブにとらえられるようにしましょう。
少しでも今の場所から飼い主の方へ近づけば「おいで」をしたと勘違いしている
「おいで」で微妙にその場より飼い主さん側へ近づけばOKと思っていませんか。
少しずつできるようにするという意味で多少できればOKという考え方は間違っていないと思います。
しかし、進歩しないようであれば「おいで」は少しばかり飼い主さんへ近づくこと、と認識している可能性があります。
きちんと飼い主さんのところまでやってこられて初めて「おいで」ができたことになると教えてあげましょう。
犬が他に夢中になっていることがある
犬が飼い主さんから「おいで」と言われたときに他のことに夢中になって「おいで」に反応しないことがあります。
その場合にはきちんと優先順位は「おいで」であることを教えてあげましょう。
「おいで」で犬を呼び戻すための前提
愛犬と信頼関係を築く
愛犬と飼い主さんの間の信頼関係ができていれば愛犬は飼い主さんの言うことに耳を貸します。
愛犬が少しでも何かできたら褒める、アイコンタクトを取る、などして愛犬との信頼関係を築きましょう。
愛犬に「おいで」は飼い主のところまでいくことであると教える
「おいで」は飼い主さんのところまで行くことだと教えるため、中途半端に寄ってきてもOKを出さないことが大事です!
「おいで」と飼い主さんが言って愛犬が飼い主さんのところまで来て初めて褒めたりご褒美をあげましょう。
一度勘違いして覚えたことを微調整するのはなかなか難しいので最初から「おいで」とは飼い主さんのところまでくることをしっかり教えてあげましょう。
愛犬「おいで」で飼い主のところに行くと良いことがあると思わせる
「おいで」のしつけには愛犬の好きなおやつなど用意すると良いです。
「おいで」と言って愛犬が飼い主さんのところまで来たらおやつをあげて、褒めちぎる。
愛犬は「おいで」で飼い主さんのところまで行くと良いことがあると理解できます。
ただし、徐々におやつなしでもできるように数回に1回はおやつなしで褒めるだけにしましょう。
おやつがないと「おいで」をしないという犬もいるそうです。
愛犬と主従関係を築く
あくまで飼い主さんの方が犬より上であるということはしっかり愛犬に理解させましょう。
愛犬が飼い主さんの指示に従って行動できるようにするためです。
愛犬が飼い主さんを下・もしくは同等と認識していると飼い主さんの指示に従わないことがあります。
飼い主さんの指示を聞かないとごはんもらえないよ、ということを覚えさせるのがわかりやすいかもしれません。
「おいで」で愛犬が飼い主のところまで来るようにする方法
最初は近い距離から「おいで」できるようにする
最初から長い距離離れて「おいで」で愛犬を呼び寄せるのは難しいと思います。
最初は近い距離から「おいで」で愛犬が来るようにし、徐々に距離をあけていきましょう。
「おいで」で無理やり引っ張ってしまうのは逆効果。
愛犬が自らやってくるように最初は愛犬のお気に入りのおやつを使うと成功しやすいです。
愛犬が飼い主のところまで必ず来るようにする裏技
「おいで」は飼い主さんのところまで行かないといけないことだと認識していることが前提です。
愛犬を戻ってこさせる裏技
「おいで」ではどうしても愛犬が飼い主さんのところまで来ないと困っている方。
裏技があります!
この魔法の言葉を使ってみましょう。
【3・2・1】(ゆっくりカウントダウン)
愛犬を戻ってこさせる裏技の使い方
「おいで」と言ったけど来ない…
「3…2..」と3からゆっくりとカウントダウン。
1になる前に飼い主さんのところまでやってきます。
愛犬を戻ってこさせる裏技の教え方
- 愛犬を一旦クレートに入れる
- 「おいで」と愛犬を呼ぶ
- 出てこなければ、「3…2..」と3からゆっくりカウントダウン。
- 1までカウントダウンしても出てこなければ、クレートの出口と反対側を持ち上げる
この方法だと、愛犬は自然とクレートから外に出ざるを得なくなります。
クレートを使ったのは、誰がクレートを持ち上げたのかわからなくするためです。
指示に従わないと天罰が下るんだと犬に理解させることができます。
飼い主さんが愛犬に危害を加えるように見えないことがポイントです。
クレートでなくてもテーブル回りであれば、愛犬にぶつからない程度で椅子を押したり、見えないところで音を立てるのもありだと思います。
まとめ
愛犬を「おいで」で呼び戻すためにまずはできない原因と対策を講じる。
「おいで」が何をすべき指示なのか愛犬が理解しているのに、できない場合には裏技を使う。
裏技とは、指示に従わないと天罰が下る3・2・1カウントダウン方式。
もちろんできるようになったらご褒美をあげたり褒めてあげましょう!