犬の肛門腺が毎日勝手に出る問題を肛門絞り以外でも実施し緩和(検証中)
わが家の小型犬ウエスティ(3歳♀)は、肛門液がうんち以外の時に、毎日のように勝手ににじみ出る問題に悩まされています。リラックスしている時という共通点以外、出るタイミングが決まっているわけではなく、病院もいくつか回ったものの、原因も解決策が見つからず、困っていました。
ところが、色々調べたり、試したりした結果、前回の肛門絞りから1か月間、肛門液が漏れたり臭ったりせずに持ちました!
まだ、検証中の段階ですが、前よりも治まってきたので記録用と、お困りの方の参考用にまとめてみました。
そもそも、中型犬や大型犬はうんちの際に肛門液を自力で出せるものの、小型犬はできない子が多いために定期的な肛門絞りが必要なようです。
犬の肛門腺が毎日勝手に出る日々
愛犬(3歳♀)の2日に1度、ひどいときには毎日かつ何時間かごとに肛門腺から分泌液が出てくる問題にしばらく悩まされていました。
愛犬が膝に乗っていたり、ブランケットをかけていたりと身体が温まるタイミングが多いかと思えば、ただ椅子に座って温度変化がないときも、ぷ~んと、エノキのような肛門分泌液のニオイ(以下エノキ臭)が・・・。
このニオイに気づいた時はすでに犬のお尻が触れていた場所も漏れなくエノキ臭。
肛門周りの様子を観察して肛門絞りをしたり、おしりを拭いたり、状況に応じて洗ったり。
肛門液勝手に出る対策にやったこと
以下の流れで肛門腺液問題に挑みました。
- ネットであれこれ解決策を検索
- 出るタイミングと状態をカレンダーに記録
- 病院2軒に相談
- フードやおやつを変える
- 光線療法
- 遠方の知人獣医師にテキストで相談
- ネットやSNSで同様の例がないか再度情報収集
- 再度かかりつけの動物病院に相談
ネットであれこれ解決策を検索
肛門液が毎日出る対策はないか、毎日絞る以外に方法はないのか、など考えつく様々なキーワードでネット検索してみましたが、「毎日絞るのはだめ」「絞り方は4時と8時の方向」「肛門絞りは多くて週1回」くらいの情報しか得られませんでした・・・
出るタイミングと状態をカレンダーに記録
肛門液が出るタイミングや状況、出た量などを記録して、共通点から原因を探って対策を打とうと試みました。
しかし、数時間ごとに出ることもあれば、2日はもつこともあり、温かいところにいた時もあれば、特に何も環境は変わっていないのに出ることもあるなど様々。
冬場に膝の上にいたり、布団をかぶっていたりして出たことがあったため、仮説としては、身体が温まりすぎると出るのか?
獣医師への相談
かかりつけと、もう1軒の動物病院で相談しましたが・・・
1軒目:「出たら毎日でも絞れ」
2軒目:「毎日は絞ってはダメ。ごはんの時間を不定期にするとか?」
フードやおやつを変える
普段わが家のウエスティ犬が食べているごはんやおやつを見直してみました。
- お米&魚ベースのフード
- ヨーグルト
- きゅうり
上記からヨーグルトやきゅうりを順番にやめて様子を見る、フードをチキンベースのものに変える、など試みるも肛門腺液は毎日出ることに変わりなし。
ちなみに、以下のどちらのフードも肌の弱いウエスティの食いつきもよく、肌荒れもしなかったのでおすすめです。
光線療法
何かのバランスが崩れているのかなと光線を当ててみたところ、温めると余計に出るみたいで、エンドレスに肛門液が出てくる。
直接肛門周りに光線をあてず、ほかの部位にあてることで自然治癒力を高めようと試みるも効果なし。
遠方の獣医師にテキストで相談
知人経由で獣医師にテキストで相談したところ、
「肛門腺内で炎症が起こってないか検査し、問題なければ肛門腺を取るしかない」
と言われ、とりあえず炎症が起こっていないかの検査はしてみようかなということに。
ネットやSNSで同様の例の情報収集
再びかかりつけの動物病院に行く前に、再度肛門腺や分泌液のことを調べてみました。
「校門線毎日出る」「校門線勝手に出る」など、漢字間違ってるけど・・・というものが多い中で言葉の組み合わせを変えたり、かなり下位表示のサイトまでパトロールしたところ、
「肛門腺のニオイを相談に病院に行ったら、異物がお腹に入っていることを発見し、治療した後、肛門腺のニオイも消えた」
という投稿を発見し、体質で片付けるだけでなく、何か問題が発生しているか確認して手の打ちようがあるのかも?という考えにいたりました。
再びかかりつけの動物病院に相談
検査をしてもらったところ、特に白血球や赤血球が多すぎることはないので、炎症は起こしていない、犬によって毎日でも肛門液が出る子がいる、という話でした。
しかし!これではなんの解決にもならないので、「なにもできることはないですか!?」と食らいついてみたところ、「肛門の周りをマッサージして様子を見てください」と。
実践して効果のあった方法
かかりつけの獣医師からのアドバイスに則って、毎日肛門腺の溜まり具合確認がてら肛門周りをマッサージし、軟便にも効果があるヨーグルトを毎食後にあげる、を繰り返した結果、かなり症状が落ち着きました。
肛門からプーンとえのき臭がした時も焦らず騒がず、しっかり絞り切るようにしています。
ここ半年ほど、つけていた記録によると、肛門周りのマッサージを始めてからおおよそ2週間や1か月に1度の肛門絞り以外で臭うことがなくなりました。
まだ、不安定な時もありますが、大幅に改善。
まとめ
肛門周りをよくマッサージする・ヨーグルトを食後にあげる・肛門液が漏れていたらギャーギャー騒がず都度しっかり絞る、を実践したところ、毎日や数時間ごとに肛門腺から分泌液が出る問題が落ち着きました
肛門腺液が臭っちゃうから膝の上に乗せられない、一緒にお昼寝できない、という悲しみから解放されたうえ、愛犬もおしりを気にしなくなったようのなのが嬉しいところ。
原因はそれぞれなので、フードや生活環境の見直しなども必要かもしれませんが、一例の共有です。
肛門嚢に分泌液が溜まる理由が明確に書かれているサイトは見つけられず、かかりつけ獣医師には温かいことと肛門液が出ることの関係はないと言われました。
しかし、光線で肛門周りを温めたら分泌液が出た事実や、汗を出すアポクリン腺が含まれていることから、身体が温まりすぎると分泌液が出て臭くなる仮説はあながち間違っていないのではないか、と素人考えでは思っていたりします。